症状を見逃すな!! 肝臓のSOS

肝臓に関する基礎知識

肝臓と胆のう

ではここでは肝臓と深いつながりのあるもうひとつの臓器である胆のうについて考えて見ましょう。胆のうという臓器は体の中にある内臓の中でも比較的小さなものに分類されています。ちょうど肝臓の下から裏側にもぐりこむような形で存在していて、袋状の洋ナシのような形をした臓器です。

胆のうの働きは大きく分けて2つありますが、それは1つには肝臓で作られる胆汁を蓄えておき水分や塩分を吸収することで濃縮するという働きをしています。もうひとつの働きは食べたものが消化されて胃から十二指腸に流れてきたときにこの蓄えて濃縮していた胆汁を放出することによって脂肪の吸収を助けるという働きです。この胆汁自体には消化するという機能はありませんが胆汁のおかげで腸を通る際に脂質が吸収しやすくなるという貴重な働きをしています。

胆汁にはどんな働きがあるのでしょうか。胆汁というのは黄色いアルカリ性の液体です。成分としてはほとんどが水分ですが、10パーセントほどの部分に必要な機能が凝縮されています。ビリルビンや胆汁酸やコレステロールなどが主な成分です。これらのものは脂肪の吸収のために使用されてから再び肝臓に戻りますが一部分だけは尿や便として体外に排出されていきます。おしっこやうんちが黄色い色をしているのはこの胆汁が黄色い色をしているせいです。

脂質はもともと油ですから水とは混ざりにくい性質を持っています。それでそのままでは腸から吸収することが難しくなり不要物として体外に排出されてしまうことになり、体が必要な栄養素として吸収することができなくなってしまうからです。それで胆汁が乳化作用をすることで油分を取り入れ、血管を強くしたり疲れを取ったりすることができるのです。

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