症状を見逃すな!! 肝臓のSOS

代表的な肝臓病

脂肪肝

脂肪肝は肝臓病の中でもポピュラーなものになってきています。いまや国民の3人に一人はこの脂肪肝の潜在的可能性があるとさえいわれています。これは生活習慣病のひとつです。男性の方が女性よりもかかる確率が高くなっており、主に食生活が原因でなるものです。

この脂肪肝もこれといった自覚症状の無いのが特徴です。多くの場合健康診断で行われる血液検査で発見されます。かなり進行して初めて自覚症状が出始めますが、自覚症状としては疲れやすいとかなんとなくだるいとか食欲が無いといったかなり一般的な症状が多く見られます。

生活習慣病といっても体型にはあまり関係が無いようです。やせていれば脂肪肝とは無縁であるという考えは危険です。肥満と関係の無い人を対象に調査されたある結果では5人に一人が脂肪肝と判断されました。脂肪肝の定義ですが、一般的には肝臓内の中性脂肪の比率が10パーセントを超えると脂肪肝と診断されます。また顕微鏡検査では100個の肝細胞のうち30パーセントを超える肝細胞に脂肪空胞が見られる場合に脂肪肝と判断されます。

主な原因は肥満、アルコール、糖尿病ですが、最近見られる傾向はアルコールではなくむしろ脂や糖分の過剰摂取による内臓脂肪の増加によるものや、運動不足によるものなどが増えてきているようです。また若い女性には急激なダイエットによる体内たんぱく質の不足が原因で脂肪が排出しにくくなるために肝臓にたまるという原因も増えているようです。

この脂肪肝は放置しておくとその後非アルコール性脂肪性肝炎いわゆるNASHに進行することがわかってきました。そしてこのNASHはさらに進行すると数年以内に肝硬変や肝臓がんへと発展する確率がかなり高いのが危険です。

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