症状を見逃すな!! 肝臓のSOS

代表的な肝臓病

肝硬変

肝硬変という病気は独立した病気というよりは様々な原因で生じてきた慢性肝炎を治療せずに放置することでできてしまう肝臓の病気の最終部分の形という方がふさわしいかもしれません。

またこれまでは肝硬変は一度なってしまうともう元には戻らない病気とされてきましたが、状態によっては治療することが可能な場合もあることが最近知られてきました。しかしおおむね治療は難しいと考えていた方が正しいので肝硬変を避けるための努力はとても大切です。

肝硬変は肝細胞の壊死と炎症と再生が繰り返し行われることによってその場所に繊維状の状態が形成され肝臓本来の構造である小葉構造と血管系が破壊されてしまうことにより偽小葉と再生結節が作られてしまい肝臓が小さくそして硬くなってしまう症状のことを表しています。

臨床的には肝細胞障害の肝機能低下や門脈圧亢進および門脈大循環系短絡形成の3つの要因により初期症状の状態から末期症状の状態までを指す病名です。肝硬変は肝臓単体の病気というよりは全身の病気と捉えるほうがより正確に理解することができるかもしれません。

原因も様々ですが、日本の場合はウイルス性肝炎による場合とアルコール性の肝炎の場合が大半を占めています。そしてウイルス性のものの中ではC型肝炎が最も多い原因となっています。肝硬変の症状としては代償性肝硬変の場合、自覚症状をほとんど感じることはありません。中には自覚症状が皆無で通常の血液検査でも異常が見つからずにたまたま違う検査で見つかるという特殊なケースも報告されています。

肝機能障害がひどくなってくると非代償性肝硬変になります。こうなると脱力感や全身の倦怠感や疲労感や腹部膨満感に加えて吐き気や嘔吐や腹痛や尿の色が濃くなるなどの症状が出てきます。しかしこれらは肝硬変に特有の症状とも言えないので見逃されることもあります。黄疸や吐血や肝性こん睡にまで至ると重症ですので危険です。

Copyright © 症状を見逃すな!! 肝臓のSOS All Rights Reserved.