症状を見逃すな!! 肝臓のSOS

代表的な肝臓病

アルコール性肝障害

アルコール性肝障害はアルコールを原因とする肝臓疾患の総称を指しています。症状の進行程度によって病名が変わりますが脂肪肝やアルコール性肝炎やアルコール性肝繊維症や肝硬変なども原因がアルコールでおきているのであればすべてこのアルコール性肝障害に含まれます。

最も軽い症状である脂肪肝は禁酒することによって治療が可能ですので飲酒の習慣を見直すだけで済みますが、そのまま改善せずに大量のアルコールを飲み続けているとやがてアルコール性肝炎やアルコール性肝繊維症にまで病状が進行してしまいます。それでも放置し続けるなら最終的に肝硬変にまで悪化してしまい、治療ができない体になってしまいます。

自覚症状はやはり少なめですが、体がだるいとか右のわき腹が張って重いとか食欲が無いとか黄疸が出るなどの症状が出始めたのならかなり進行していると考えた方がいいでしょう。もし飲酒の機会の多い人であれば定期的に検診を受けることをお勧めいたします。年に2~3回程度の検診を受けていればかなりの確立で肝障害は発見できるでしょう。

検査時には肝臓から出てくる物質の値を測定して判断します。代表的なものとしてはGTP、GOT、γ-GTPの値をチェックします。脂肪肝の状態ではこの中で特にγ-GTPの値に異常が見られるようになり、さらに悪化するとGOTの値に異常が見られるようになってきます。検査でこれらに異常値が見られた場合は速やかに飲酒を控え、病院でのさらに詳しい診察を受けることをお勧めいたします。

そうならないためには日ごろの飲酒量を制限しましょう。日本酒なら1日に1~2合程度、ビールでは大ビン1~2本程度、ウイスキーならダブルで1~2杯程度までが適量です。検査で異常値が出た場合は数ヶ月の禁酒が必要ですが、その後の治療生活のことを考えれば禁酒したほうが賢いでしょう。

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